今回は阪神タイガースが開幕9連敗後に、16試合時点でプロ野球史上の最低勝率0割6分7厘になってしまったことをまとめました。
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プロ野球史上、最低勝率0割6分7厘!
セ・リーグの阪神タイガースは、4月13日の中日戦で0-1で負けたことにより、開幕から16試合時点で勝率が0割6分7厘となり、セ・リーグ史上の最低勝率を記録してしまいました。
Twitterでは、「勝率が神戸市の市外局番(078)より下がってもうた…」という関西人らしい投稿もあったようです。それどころか本拠地・甲子園がある西宮市の市外局番(0798)も下回って、大阪市の市外局番(06)までも迫ってきた状況です。
ここまで負けがこんでしまうと、他の不名誉な記録も更新してしまっています。
・阪神が開幕16試合時点で、首位と10ゲーム離されるのは球団最速で、1989年の18試合を更新。
・阪神は開幕から6カード連続勝ち越しなしは球団最長。
開幕9連敗
そもそも阪神の今の惨状は、セ・リーグ新記録の開幕戦9連敗から始まっています。
パ・リーグには12連敗という記録もありますが、阪神は4月3日の巨人戦で敗れことにより、1979年ヤクルトの開幕8連敗を上回るワースト記録を更新してしまったのです。
2021年の昨シーズンは12球団最多の勝利数をあげ、今年は優勝も期待されていただけにファンの失望も大きいかもしれません。
日本野球機構(NPB)の公式Twitterでは「先週達成された記録」として、佐々木朗希投手の完全試合とともに「阪神の開幕9連敗」を公式記録として、投稿していました。
ファンからは「達成された記録って…」という失望の声がネットに投稿されています。
藤波選手など3選手、コロナウイルス陽性
機能はさらに、阪神に追い打ちをかけるような事態が起きました。
予告先発していた伊藤将司選手をはじめ、藤浪晋太郎選手、江越大賀選手の3選手が、新型コロナの陽性反応で登録抹消される事態になってしまいました。
他にも4月12日に濃厚接触の疑いで抹消されていた江越選手以外の2選手と、濃厚接触疑いの馬場皐輔選手、山本泰寛選手も出場選手登録を抹消されています。
これにはファンも失望の色を隠せませんでした。
連敗脱却への対策は
この惨状に矢野監督も元気がありません。
「みんなの状態がめちゃくちゃ悪いわけじゃないけど、1人1人の状態が上がってこないと。ちょっとつながりにくい。もちろんホームランとか出てくれればいいんだけど、1人1人の状態を上げてもらうっていうとこかなと思うけど」
記者から「コロナ陽性で選手事情も苦しい状況だが」とふられると、
「まあ、しんどいのはしんどいし。 (中略)…全員でなんとかするしかないと思っています」
思わず監督の口から、「しんどい」という言葉がもれてしまいました。
しかし、有識者からは、阪神の現在の混迷状況の原因として、矢野監督の采配にも疑問が残るという声があがっています。
・9回にマウンドを任された加治屋選手が三者連続三振で抑えたあとに欲がでてしまい、次の10回も続投させて失点しまう。
・これにより、ストッパーの岩崎優選手を温存して敗れる不可解な采配。
この他にも、ベンチ采配のブレやベンチ方針に、一貫性を感じず「いきあたりばったり」になってしまっている点が連敗の原因ではないかという声もあがっています。
投手陣が頑張っても打線が振るわない状況も続いていて、昨日で今期すでに4試合目の完封負けになってしまいました。
OBの藤川球児氏は、以下のような檄をとばしています。
今の阪神は、負けたくないという恐怖と戦っているようにしか映らない。「勝ちたい」、「チームをなんとかしたい」と死に物狂いになっている選手は、どれだけいるのだろうか。
中略)
……重ねるが、誰かが責任を取ってくれるだろうではいけない。もう一度、プロとは何かを考え、全身全霊で試合に臨む姿が見たい。
まとめ
今回は阪神が開幕9連敗後に、16試合時点でプロ野球史上の最低勝率6分7厘になってしまったことをまとめました。
苦しい状況だと思いますが、まだまだシーズンは始まったばかりです。
プロ野球やセ・リーグを盛り上げるためにも、ここからの巻き返しに期待したいところです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
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