今回は、4月20日の試合で大谷翔平選手が自己最多の12奪三振を記録し、さらにMLB史上に残る記録を3つ達成したことをまとめました。
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【大谷翔平】4月20日登板の投球内容
4月20日(日本時間21日)の試合で、大谷翔平選手が見事な投球で今季初勝利を記録しました。
対アストロズ戦で、「1番・投手DH」で出場すると、6回途中まで完全試合のペースで試合を進め、6回1安打無失点の投球で今季初勝利となりました。
初回から2三振を奪うと3回初めから6者連続三振を奪います。6回までに相手チームの選手全員から三振を奪い、MLBでの自己最多タイ記録の12三振を奪いました。
特にスライダーの調子が良くて、相手選手は面白いように空振りをしていました。
6回途中までの16人に対してパーフェクトピッチングを続けましたが、その後に捕手のカストロ選手にセンター前にヒットを打たれると、続く打者にも四球を出してしまい、完全試合は途絶えました。
本人のインタビューでは、完全試合は分かっていたものの、球数の多さから難しいだろうと考えていたようです。最終的には球数81で降板しています。
大谷選手の自己最多記録としては、日本ハムファイターズ時代に記録した16奪三振です。ちなみに先日佐々木朗希選手が完全試合をしたときに19奪三振の日本タイを記録しましたが、MLBの最多記録は20奪三振のようです。
なみに、今回の大谷選手の完全試合をストップするために、相手選手がセーフティバントを試みましたが、ホームのファンからもブーイングを受けることになってしまいました。
大谷選手は、さらに打者としても自分の投球を援護していました。1回にはレフトフェンスちょくげくのタイムリー2点二塁打を放つなど、4打数2安打2打点3出塁と、打者としても素晴らしい成績を残しています。
Twitterでは、「ショウヘイは神話の生き物」「スライダーヤバすぎ」などの英語のコメントが飛び交っていました。
MLB史上に残る3つの記録!
4月21日の試合で、大谷選手はMLB史上に残る記録を3つも残しました。
【1つ目】 先発投手が投げる前に2打席入ったのはMLB史上初
MLBの公式HPによると、1900年以降で先発投手が登板する前に2打席に立ったのは初めてだったそうです。投手なのに打席数が一番多い1番バッターという、大谷選手の特徴がよく表れていますね。
特にネット上では、大谷選手が1回裏に登板するときには、ユニフォームを泥だらけにしていることに注目を集めていました。第1打席で四球で出塁したときの牽制球のときについたものです。
大谷選手としてはいつもの光景になりましたが、先発投手が泥だらけになるまで打者としてプレイしていること自体が特別なことなんですね。
【2つ目】 投手で被安打1、12奪三振を記録して、打者として3回以上出塁したのはMLB史上初
この試合の大谷選手は、投手として被安打1と12奪三振を記録しましたが、それと同時にバッターとして3回以上出塁したのはMLB史上初の記録だそうです。
大谷選手が出場する限り、このような記録はどんどん生まれてきそうですね。
【3つ目】 5回11奪三振うばうまでの球数が、MLB史上2番目に少ない
3つ目は投手としてだけの記録ですが、この試合で大谷選手が5回11奪三振をうばうまでに使った球数は60球でした。
これは昨年記録されたばかりの54球に次ぐ、MLB史上2番目に少ない球数でした。もちろん他のMLBの大投手達を上回る数字です。紹介されていたもので、シャーザー選手の64球、カーショー選手の66球を上回る記録でした。
今日の試合の評価は!?
今日の試合結果を受けて、エンゼルスのマドン監督は大絶賛でした。
「名人の域に達するほどの完璧な投球」
「彼に関しては私が見た中で今日がベスト」
「球もそうだし、集中力や熱量もこれ以上ないレベルだった」
「打撃についても忘れちゃならない。誰もあんなことはできない」
ちなみに、最近の佐々木朗希選手の試合であったように、完全試合が続いていても選手の体調を考えて降板させることが続いています。MLBでもカーショー選手が、7回まで完全試合を達成しながら降板したことが話題となっていました。
そのことをマッドン監督が聞かれると「(仮に完全試合が続いていたとしたら)完全試合に向けて、投げていただろう」と答えました。最近の流れの中では珍しい回答かもしれません。
対戦相手のアストロズのベイカー監督も「スライダーが凄い仕事をした」「無安打で終わらず良かった」と降参していました。大谷選手はストレートとスプリットが有名ですが、今年初めからスライダーについて警戒をしていたようです。
また珍しく、本人も今回の投球には手ごたえを感じていたようです。今回の投球は人生一番ではないけど、メジャーに来てからは一番良い投球だったかもしれない、と言っています。
また日本の佐々木朗希選手の話にもふれて彼の活躍を称賛し、アメリカでも話題になっていることを伝えています。佐々木選手の快挙に刺激を受けたのかもしれません。
自身の反省としては、ヒットを打たれた後に四球を与えたことで、相手がバントヒットを狙ってきたことには「全く気にならない」とも答えていました。
まとめ
今回は、4月20日の試合で大谷翔平選手が自己最多の12奪三振を記録し、さらにMLB史上に残る記録を3つ達成したことをまとめました。
今後も大谷選手の活躍を追いかけたいと思います。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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