今回は、人気漫画「ちはやふる」が50巻で完結するという報道について、まとめていきます。
ちはやふる、完結は50巻で!
人気漫画「ちはやふる」が今冬発売予定の50巻で完結すると報道されました。
もともと48巻が発売された2022年2月の段階では、「次の49巻で完結」と報道されていましたが、編集上の理由で50巻に変更になったようです。
49巻が7月13日に発売され、50巻を今冬に発売する予定です。50巻にはスピンオフも掲載されるとのことなので、ファンには嬉しい知らせですね。
作者の末次由紀さんによる経緯を説明したイラストも公開されました。
「2月の発表通り”49巻が最終巻になる”と思って描いていたのですが、」
「…あれ、…」
「は、入らない…」
「申し訳ありません。変更させてください。49巻改め最終巻は50と」
漫画「ちはやふる」とは!?
「ちはやふる」は、月間漫画雑誌「BE・LOVE」(講談社)で2008年から連載している大人気漫画です。
少女漫画という枠を越えて人気が広がり、「第2回マンガ大賞2009」「このマンガがすごい!2010」「第35回講談社漫画賞」を受賞しています。2011年・2013年・2019年の3期でアニメ化されていて、2016年には広瀬すずさん主演で映画化もされています。
小倉百人一首の競技かるた漫画で、主人公は名人・クイーンを目指す綾瀬千早(あやせ ちはや)です。作品の人気により実際の競技かるたにも大きな影響を与えました。スラムダンクでバスケが流行ったようなものですね。
ただの「歌留多」と違った競技かるたのスポーツ性から、スポ根漫画に通じるような熱血漫画になっています。競技かるたの緊張感と面白さが伝わるような、スピード感にあふれた迫力のあるストーリーです。
私もこの漫画で競技かるたのルールなども理解したのですが、審判がいない競技というのが面白いと思いました。将棋などの他の日本の競技にも通じますが、「負けました」と自分で負けを認める潔さも必要になるんですね。
また競技かるただけでなく、主人公の千早と太一と新という3人の恋の三角関係も気になるところです。他に出てくるキャラクターたちも魅力的で、登場人物1人ひとりのリアリティのあるストーリーが人気の秘密だと思います。
また恋愛だけでなく、友情や別れといった青春物語も描かれています。
ちはやふるの人気は
しかし、連載開始から10年以上が経ち、「マンネリ化して面白くなくなってきた」という声が出ているのも事実です。今回の完結が、出版社からの「打ち切り」ではないのか、といった声もネット上では出ています。
ネットでちはやふるの感想を見ていると、
「はじめは面白かったけど、30巻くらいから面白くなくなってきた」
「展開が遅くて中だるみに感じた」
「サブキャラがメインの話が増えて、テンポが悪くなって引き延ばし感が出てきた」
というような声もあります。
しかし、今回の完結発表に合わせて、全巻読み返そうという人もたくさんいました。
「主人公だけじゃなく周りの人たちの思いもちゃんとくみとってくれていた」
「しっかり完結してくれてありがとう!」
「スピンオフも読めるのはうれしいです!」
こういった好意的な評価もたくさんありました。
そもそも「ちはやふる」はシリーズ累計発行部数は2700万部以上だといわれています。これは日本の漫画史上で「歴代100位」以内に入っている数字です。
22巻の段階で1000万部を突破することが発表されていたので、今でも1巻あたり50万部以上は売れている大人気作だということが分かります。
出版社や編集担当者のコメントを読んでいても、こんな人気作を出版社の都合で打ち切りにするとは考えにくいのではないでしょうか。
個人的な感想ですが、今回の完結は打ち切りではなくストーリー上の大大円を迎えたのでは、という風に思っています。
最後に千早や太一と新の3人が、どういった関係で終わるのかも気になりますね。
まとめ
今回は、50巻で完結すると報道された「ちはやふる」についてまとめました。
個人的な推測になってしまいますが、打ち切りではなく「物語上の完結」という感じがしています。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
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